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卓球ラケットの王「ビスカリア」を解説
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目次

2011年に世界卓球男子シングルスで優勝した中国の張継科選手が使用されていたことで、一躍有名になったラケットです。その使いやすさから、現在ではプロ選手からアマチュア選手まで数多くの選手が使用するビスカリアを徹底解説したいと思います。

カワノ
ビスカリアの購入を考えている人は要チェックです!

ビスカリアとは?

ビスカリアとは、バタフライから販売されている卓球用ラケットです。

ビスカリアの基本スペック

ラケットタイプ・・・攻撃用ラケット

ラケットバリエーション・・・ST、FL、中国式ペン

価格・・・22,000円(税込)

ブレード構成・・・5枚合板+アリレート カーボン

ブレードサイズ・・・157×150mm

ブレード厚・・・5.8mm

グリップサイズ(長さ×厚×エンド幅)・・・ST:100×23×28mm 

FL:100×25×34mm 中国式ペン82×22×31.5mm

ビスカリアの歴史

特殊素材であるアリレートとカーボンを編み込んだアリレートカーボンラケットの第一号として、1993年に販売されました。

アリレートの玉持ちはいいが弾まない、カーボンの飛ぶけど回転がかからない、両者の特性の弱点を解消すべく開発されました。

しかし、後発のティモボル・スピリットや孔令輝スペシャル、メイス等、プロ選手モデルのラケットに人気が集まったことや当時はまだスピードグルーが使用可能であり、木材ラケットも人気だったことが影響して日本では廃盤となります。

その後、2011年に世界卓球で優勝した張継科選手が使用していたことから、注目が集まります。

卓レポ名勝負セレクション|張継科 対 王皓(世界卓球2011ロッテルダム大会 男子シングルス決勝) 引用元:BUTTERFLY

カワノ
張継科選手は、チキータと台上バックドライブを取り入れ、進化させた選手であり、現代卓球を形成した選手です。

また、2011年の世界卓球男子シングルス優勝に続き、2012年のロンドンオリンピック男子シングルス優勝を成し遂げたことから、さらに人気が高まります。

日本では、ビスカリアを海外から個人輸入する人やオークションで高額取引される等、著しく人気が集まります。

2019年に日本で再販されます。しかし、1993年に発売された時は、価格が10,000+税であったのに、22,000円(税込)に大幅値上げされて、批判の声が上がりました。

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ビスカリアの特徴

ビスカリアは、5枚合板にアリレート・カーボンという王道特殊素材ラケットであり、ブレード構成としては、あまり特徴はありません。最大の特徴は、握りやすいグリップだと思います。

カワノ
私も、一度握ったことがありますが、適度な太さで持っていて気持ち良かったです。細いグリップよりもある程度太さのあるグリップが好きな人の方が適していると思います。
確かに、バックハンドの技術がやり易い感じがしました。

張継科インタビュー| Interview of Zhang Jike 引用元:BUTTERFLY

張継科選手は、スピードとパワーのバランスが良いと評しています。

人気の理由

  • グリップが太く使いやすいから
  • テンションラバー、粘着性ラバーと相性が良いから
  • 張継科選手をはじめ、多くのトップ選手が使用しているから

人気が高い理由として、上記のことが考えられます。

ビスカリアを買うべき人

私はビスカリアを買うべき人は以下の人だと思います。

  • 卓球の基本技術を習得した中級者以上の人
  • 木材ラケットでは、物足りずよりスピードと回転量を求める選手
  • ある程度、体が成長して、パワーのある人
  • 細いグリップよりもある程度、太さのあるグリップが好きな人

正直なところ、特殊素材ラケットなので、基本技術を習得していない初級者の方や、体が成長途中でパワーのない方(小学生等)は購入を辞めておいた方が良いです。おそらく、扱いきれないと思います。しかし、張継科選手のファンであれば、購入するのもありだと思います。今よりも値段が高額になったり、突如として廃盤になる可能性もあるので、手に入る時に買っておいた方が良いかもしれません。

カワノ
近年、バタフライは価格に関して強気な姿勢をとっています。
私の時代は、テナジーは約6,000円でした。

サムネ画像は、バタフライ公式サイトより引用https://www.butterfly.co.jp/products/detail/30041.html

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