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D.A.N
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バンドの概要

D.A.N(ダン)は、2014年に結成された日本の3人組バンドです。バンド名のダンは、覚えやすさと響きの良さだけで決めたとのこと。

桜木と市川は小学生の同級生。高校生の頃、高校は別であったが桜木と市川でバンドをやった。そのバンドとは別に市川と川上でバンドをやっていた。

大学生の時にもう一度バンドをやりたいとの理由で3人と他メンバーが集まってD.A.Nを結成した。当時は6人編成だったが、方向性が定まらず、なかなか曲ができなかったが3人編成になってから、うまく活動できるようになった。

大学3年生の時、桜木が就職か音楽かで迷っていたが、メンバー2人が音楽一本でやって行きたいという方針から音楽活動に専念した。

2014年、自主制作で100枚限定の音源「D.A.N. ZINE」を作成した。どうやって自分たちの世界観を表現するか、他のバンドとの差別化をするかといった考えから、ZINEとCDを併せて売り出したとのこと。

2015年にデビューEPの「EP」をリリースして、デビューした。同年、フジロックフェスティバルのルーキーアゴーゴーに出演した。

2016年にファースト・アルバム『D.A.N.』をリリースし、CDショップ大賞の入賞作品に選出された。また、フジロックにも2年連続出演した。

2017年にジェイムス・ブレイクの来日公演でオープニングアクトを務めた。同年ミニアルバム「TEMPEST」をリリースした。このアルバムはアレンジしていくと、どんどんと音数が減って行き、ミニマルになっていったとのこと。よりシンプルにしていったことにより、このようなミニマルなかたちになり、聴いていると時間感覚が分からなくなっていく様な感じになったとのこと。また、初の海外ライブをロンドンで行った。

メンバー紹介

ボーカル、ギター、シンセサイザー・・・桜木 大悟 友人たちの影響で中学3年生の時にEpiphoneのレスポールを購入した。しかし、指が痛くなって思うように弾けなかったことから、ギターを挫折している。デモ音源を作成も担当している。歌詞に関しては、一番感情を込めれる理由から日本語で書いて行きたいとのことで、KIRINJIやスピッツ、宇多田ヒカルの歌詞が好きとのこと。音楽を始めた頃から一貫してRADIOHEADが好きとのこと。サッカーをやっていた。

ベース・・・市川 仁也 中学生の頃、ベースを始めるも指が痛い理由から挫折している。サッカーをやっていた。憧れたベーシストは存在せず、単純に簡単そうだったからベースを選んだとのこと。中学生の頃はASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDEN、BUMP OF CHICKENを聴いていた。高校生では、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやNUMBER GIRL、70年代NYのトゲトゲしたバンドを聴いていた。

ドラム・・・川上 輝 中学生の頃、友人に誘われてバンド活動を開始した。空いているパートがドラムだったのでドラムになったとのこと。

3人ともお笑いが好きで、対バンに芸人を呼びたいとのこと。千鳥、銀シャリの名をあげている。全員1993年生まれ。

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筆者おすすめの曲

引用:160520 D.A.N./Pool @渋谷WWW Moko https://www.youtube.com/watch?v=4N7Lqd2vNxw

↑熱帯夜の夜に聴きたくなるような曲です。日本の夏の曲は割と「夏だ・海だ・楽しもう」みたいな曲が多い気がします。でも、この曲は、そんな曲たちと対照的でどことなく暑い夏のだるさが感じ取れるかと思います。

引用:D.A.N. - Ghana (Official Video) D.A.N. official
  https://www.youtube.com/watch?v=z2EcSLaK15w

↑個人的にこの曲がD.A.Nを表している曲だと思います。独特なリズム、頭に残るギターリフ、間奏の重低音間のあるドロドロとしたベースフレーズ中毒性が強い曲です。PVも独特です。ギターのダラーンとした音は、ストラトキャスターのアームを使って出されています。すごくきれいです。PVが日本のバンドの者っぽくなく、どことなく海外っぽくて、初めて見た時海外のバンドなのかと思いました。歌い方が独特なので日本語に聞こえませんでした。

音楽性

テクノ、R&Bなど様々な電子音楽に影響を受けていて、ノスタルジックな雰囲気の曲が多いのが特徴であると思います。ライブでもシンセサイザーを多用して、CDの音源に近づけようとされています。

アルバムを聴いていただくとわかりやすいですが、1曲1曲でかなり実験的なアレンジがされて作成されたのではないかと思います。

筆者おすすめのCD

私がおすすめするのは、ファーストアルバム「D.A.N」です。

このアルバムをおすすめする最大の理由は、前述で紹介した私のおすすめの曲が2曲とも収録されている点です。他には、このアルバムによってD.A.Nの評価がぐんと上がったような気がします。概要に紹介している通り、リリースした翌年から海外アーティストと頻繁に共演するようになりました。なお、全曲通じて、サポートで小林うてなさんが参加されています。

また、「Time Machine」、「Native Dancer」等のライブでの人気曲が収録されている点も特筆すべき点です。個人的になぜこの楽曲たちがライブで人気なのか考察すると2つの理由が考えられました。1つ目は、ノリやすいテンポだからです。D.A.Nの楽曲はスロウで独特な雰囲気の曲が占めていると思います。それらと比較して、リズムに乗りやすいちょうど良い楽曲になっていると思います。2つ目は、ライブハウスで楽曲が映えるからだと思います。特に「Native Dancer」は、ライブハウスの密閉された空間で音がはね返って曲の雰囲気が増すのではないかと思います。

アルバム全体を通じた視点からみると、夏の深夜、都会の郊外を連想させる楽曲が揃っていると思います。私自身は、ここまで強く一貫性があるアルバムを他に知りません。様々な角度から見てもおすすめのCDだと思います。

筆者のコメント

2018年2月にThe xxという海外のバンドの来日公演オープニングアクトを務め、これから更に注目が高まっていくバンドの1つだと思います。テクノ、R&Bと日本の和の音楽を融合させたD.A.Nの音楽は世界でもウケるかもしれません。また、サカナクションの山口一郎氏もファンの一人で驚きです。サカナクションのテクノな感じと通ずるところは確かにあるかもしれません。

音楽を本格的にやっていく時に3人で話し合って、いつまでにフェスに出演する、いつまでにアルバムを出す等、目標を立ててこなしてきた真面目な面を持っています。この点は、だらしない生活を送っている私を奮い立たせてくれました。音楽はゆるいのに行動はしっかりしてます。今後も着実に進化を続けるバンドだと思います。

サムネは、公式サイトより引用

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